1963-05-22 第43回国会 衆議院 農林水産委員会 第31号
○梅森参考人 私の議論も農単議論でございますけれども、お説のようにだんだん被害率が下がって参りますが、しかし大きな被害がきたとき補償してもらいたいという欲望はだんだん出てきていると思うのです。そうなりますと、やはりどうしても農単のほうがより高い補償になります。これはさっきも申し上げましたように、いまの方法では保険効果が非常に薄い。私の考えでは、充てん率ももっと高くあってしかるべきだという考えを持っていますけれども
○梅森参考人 私の議論も農単議論でございますけれども、お説のようにだんだん被害率が下がって参りますが、しかし大きな被害がきたとき補償してもらいたいという欲望はだんだん出てきていると思うのです。そうなりますと、やはりどうしても農単のほうがより高い補償になります。これはさっきも申し上げましたように、いまの方法では保険効果が非常に薄い。私の考えでは、充てん率ももっと高くあってしかるべきだという考えを持っていますけれども
○梅森参考人 私は学者でございまして、ある意味では非常に無責任な立場におると思うのですけれども、とにかくああいう異質なものがつながるということは、そこに非常な無理がある。どっちかに一本化しなければいかぬ。しかし、いまのように保険料の六割も国が負担する、異常災害になればどこまでも払っていかなければならぬという内容では民営ということはとうてい不可能だ。そうすればこれは当然国営ないし公営ということになります
○梅森参考人 実は、私はざっくばらんに申し上げますと、ここ数年、農業災害補償制度の研究はやっておらない者でございます。五年前に一小論文を書きました。おそらくはきょう参考人として呼ばれたのも、その小論文、つまり私が五年前にまいた種を刈り取るために呼ばれたのではないか、こう思いますので、この論文の中で私が述べましたところのポイントを申し上げまして、御参考に供したいと思います。 大体農業保険法の場合でもそうですが